販売が終了した明治の「サイコロキャラメル」=同社提供
明治は9日、「サイコロキャラメル」の全国販売を3月末に終了したと明らかにした。6月からは、製造するグループ会社がある北海道限定の土産品として、このグループ会社が販売する予定だ。
サイコロキャラメルは1927(昭和2)年発売で、89年の歴史を持つロングセラー。「遊べるお菓子」のコンセプトで、赤と白のサイコロのデザインの紙箱にキャラメルが入り、子どもに人気だった。販売終了時の価格は、1箱に2粒入りの5箱セットが税込み132円だった。
同社によると、国内のキャラメル市場は不振が続いているといい、「全体的な低迷の中で売り上げが伸びず、全国販売の中止を決めた」(広報部)という。(栗林史子)