横浜スタジアムのダッグアウト前に掲示されていた日大の広告=2017年10月撮影
アメリカンフットボールの日大と関学大の定期戦(6日、東京)で日大の守備選手が関学大の選手に悪質なタックルをして負傷させた問題で、プロ野球の各球団は広告看板から日大の名前を外すなどの対応を始めている。日大から要請があったという。
特集:日大アメフト部違反行為
巨人は22日から、勝った試合のヒーローインタビューで使うスポンサーボードから日大の名前を外した。日大は2016年シーズンから巨人の公式スポンサーになり、東京ドーム(東京都文京区)の主催試合で「日本大学デー」と銘打ち、球場入り口にのぼりを立てるなどしてきた。球団ホームページの「オフィシャル・スポンサー」覧からも、日大の名前が外された。
DeNAは24日、本拠の横浜スタジアム(横浜市)の一、三塁側のダッグアウト前に掲示されていた広告に無地のテープを貼って見えなくした。明治神宮球場(東京都新宿区)を本拠にするヤクルトは、早ければ25日のDeNA戦から広告のデザインを変える。楽天も、本拠の楽天生命パーク宮城(仙台市宮城野区)の広告掲出の見直しを検討している。
阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)には右翼外野席の壁面に日大の広告があるが、球場によると「大学からの連絡はない」という。