躁鬱(そううつ)病(双極性障害)の発病には、両親にはない遺伝子配列の突然変異もかかわることを理化学研究所などの研究チームが発見した。今後、原因となる遺伝子を突き止めれば、発病の仕組みの解明につながりそうだ。24日、国際専門誌に発表した。 遺伝子解析技術の進歩で、親と子の遺伝子の配列をすべて読み取り、違いを探せる。研究チームは79組の患者と両親の遺伝子配列を調べ、子どもだけがもつ突然変異がある遺伝子を70個見つけた。そのうち、遺伝子の働きを失わせる変異が9個、遺伝子が作るたんぱく質を変化させる変異が53個だった。これらの中には病気でない人では突然変異がほとんど見つからない遺伝子が多く含まれていたが、複数の患者で同じ遺伝子の変異は見つからず、これらの遺伝子が病気の原因とまでは断定できない。 研究チームは、患者向けに研究成果を発信している「双極性障害研究ネットワーク」を通じ、研究参加者を集め、大規模に解析して原因遺伝子を突き止めたいとしている。 |
躁鬱病の発病、遺伝子配列の突然変異でも 理研など発見
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