沖縄県うるま市の女性(20)の遺体を遺棄した容疑で米軍属の男が逮捕された事件を受け、米軍基地を抱える14都道県の知事でつくる「渉外知事会」(会長・黒岩祐治神奈川県知事)は3日、防衛、外務両省と在日米大使館に日米地位協定改定などを求める緊急要請を提出した。
特集:沖縄はいま
元米兵の女性遺棄事件
要請書では、実効性のある徹底かつ具体的な再発防止策の実行▽日米地位協定改定の速やかな着手▽沖縄県をはじめ、米軍基地所在の負担軽減の3点を求めた。黒岩会長は「悪質かつ残虐な事件を断じて許すことはできない。基地と共存する知事会として対策を強く要請する」と述べた。
防衛省の藤丸敏政務官は「米側が実効的かつ説得力のある再発防止策をとられるよう努力を続けていく」とコメントした。