熊本県大津町教育委員会は23日、町立中学校の男性教諭(33)が授業中に女子生徒をタブレット端末で盗撮していたと発表した。関係者によると、教諭は「異動前からやっていた。これまでに100人ほど撮った」といった趣旨の説明を学校にしているという。
発表などによると、教諭の動作を不審に思った複数の女子生徒が15~16日に学年主任に相談。学校が16日に確認すると、教諭が盗撮を認めたという。私物の端末には複数の生徒の胸元などが映った動画7本があった。端末は授業で生徒のノートや資料をモニターに映し出すのに使っていた。
関係者によると、教諭は学校の聞き取りに「動画はパソコンに保存していたが、流出させてはいない。いけないと思ったが、やめられなかった」と説明。以前の赴任先でも同様の盗撮をしていたことを明かしたという。
教委の通報を受け、県警は教諭から任意で事情を聴き、提出を受けた端末やパソコンを調べている。教委は処分を検討する。(森田岳穂)