東京都目黒区の碑文谷公園の池で６月、世田谷区の無職阿部祝子（ときこ）さん（８８）の切断された遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で９日に逮捕された男が、容疑を認める供述を始めたことが捜査関係者への取材で分かった。男は殺害や遺体の切断についても関与をほのめかしているといい、警視庁は殺人などの容疑でも調べる。

逮捕の男「やってません」 公園の池に切断遺体遺棄容疑

公園の池に切断遺体、２０代男を遺棄容疑で逮捕 東京

逮捕されたのは、世田谷区野沢３丁目、自称無職池田徳信（やすのぶ）容疑者（２８）。捜査１課によると、６月１９日午後８時ごろ～同２３日午前１０時半ごろ、公園内の「弁天池」に、切断された阿部さんの遺体を遺棄した疑いがある。２人の自宅は約５００メートルの距離だが、互いに面識があったかどうかは不明という。

捜査関係者によると、公園周辺の防犯カメラには、２０日未明にリュックサックを持って池を訪れる池田容疑者が映っていた。同じころ、同様のリュック姿の池田容疑者が阿部さんの自宅マンションを出入りする様子も、防犯カメラに残っていた。

マンション３階にある阿部さん…