当選確実とし、支持者らと喜ぶ民進党の小川敏夫氏=11日午前0時19分、東京都新宿区、金川雄策撮影
東京選挙区では民進現職の小川敏夫氏(68)が競り合いを制して4選を決め、民進が2議席を守った。
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当選が決まった小川氏は、支持者の大歓声のなか、新宿区歌舞伎町2丁目の事務所に姿を見せた。「厳しい戦いだったが、民進党の底力を示せたと思う。政権交代への反転攻勢の大きな一歩としたい。憲法改正は許さず、一人一人を大切にする政治を進めていきたい」と語った。
改選数6の同選挙区で民進は小川氏と蓮舫氏を擁立した。小川陣営は「東京の2議席確保は小川さんにかかっている」と発信。民進の地方議員は積極的に自身の支援者に働きかけ、党本部からは幹部が何度も応援演説についた。最大の支援団体の連合東京も動いた。
学生団体「SEALDs(シールズ)」も支援し、「(与党に)東京で3分の2をとらせない」とのコピーとともに、小川氏の名前を街頭やネット上で浸透させた。