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女の子へ「自分を守る力磨こう」 予期せぬ妊娠防ぐ知識

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予期せぬ妊娠、しないために


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朝日新聞のシリーズ「小さないのち」で、厳しい境遇のもとに生まれた子どもの命をどう守り育てていくのかをテーマにした二つの連載「みんなで守る」「育ちを支えて」に、読者からの多くの反響が寄せられました。2回にわたってこの問題を考えます。今回は、「産み捨て」や育児放棄のような虐待を招きかねない「予期せぬ妊娠」について。


特集「小さないのち」


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性教育、児童養護施設も 予期せぬ妊娠「必ず相談して」


性教育の出前授業 「自分を守る力」磨いて


富山県内の中学校で、医師が現実的な性教育の知識を伝える出前授業が行われています。高岡市立福岡中学校で今秋にあった3年生の授業を取材しました。



教壇に立ったのは産婦人科医の種部恭子さん。富山市で女性クリニックを開業しています。


「ある15歳の中学生が妊娠し、どうしたらよいか分からず困っていました。ようやく決心して病院に行ったときには妊娠22週を過ぎて『中絶できない』と言われました。彼氏は会ってもくれなくなり、誰にも相談できないまま自宅で出産。赤ちゃんは置き去りにされ、亡くなりました」


種部さんは、予期せぬ妊娠が決して遠い出来事ではないこと、困ったら誰かに相談してほしいこと、友達が困っていたら「信頼できる大人に助けを求めよう」と伝えてほしいことなどを、真摯(しんし)な口調で生徒たちに語りかけました。「幸せになるために、望まない妊娠や性暴力、性感染症といった性のトラブルを避ける力をつけてください」


教える内容は具体的です=イラスト参照。妊娠が分かるまでの期間や、人工妊娠中絶ができる期間については「4月1日に性交をすると、妊娠したかどうか判定できるのがその2週間後、中絶の期限はお盆(8月中旬)までで、クリスマスイブごろに出産することになります」などと説明します。性交した時は「妊娠1カ月」、妊娠と判定できた時は「妊娠2カ月」となり、実際の月日よりも早く進みます。「妊娠5カ月すぎまで中絶できる」と言っても、実際には性交から4カ月半で期限がきてしまいます。


妊娠検査薬については、2回分が1セットになったものを買うよう勧めます。まだ判定できない時期に使ってしまったり、陽性反応が出た時に「判定が間違っているかもしれない」ともう一度確かめたくなったりする気持ちを考えてのことです。


コンドームや低用量ピル、性交後に飲む緊急避妊ピルについて、それぞれの費用や、どの方法も避妊の成功率は100%ではないことなどを伝えます。コンドームは避妊と性感染症予防の両方のために必要で、さらに「お互いを大切に思うなら二重の予防が必要です」と、ピルの服用も勧めます。


中絶にかかる費用などについても教えます。でも種部さんの授業では「中絶ありき」の言い方はしません。「産まない選択でも産む選択でも、幸せになれるならどちらでもいいと思う。でも考える時間はあまりない」。どちらを選ぶにしても早めに受診してほしいと呼びかけます。


アダルトビデオ(AV)などで間違った知識を身につけ、避妊しないことや暴力的な性行為を「正しい」と思い込んでしまうことへの注意もありました。「エロい動画を見てもいい。でも泣き叫んでいるのが自分のお姉さんや好きな人だったらどう思う? 引いて見ること。AVはやらせ、暴力、一方的、商業的なもの。うその、作り物の世界だと気付いてください」


とくに訴えたのが「幸せに生きるために必要な力」について。自分はどうしたいかを見つめる力、自分を認めてほめる力、感情や欲求をコントロールする力、みんなそうだからではなく、自分の気持ちを伝える力。この「四つの力」を磨き、「言いにくい『ノー』を言えるようになって。自分を守ってほしい」と呼びかけました。


「性という言葉は恥ずかしいと思っていましたが、生きる上で誰にとっても大切で、偏見をもつ必要はないと分かりました。自分の思いを遠慮せずにはっきり言える人になりたいし、私の考えも尊重してくれる優しい人と共に生きていきたいです」(女子)


「中絶か妊娠かの判断も短い期間で決めなければならず、しっかりと先のことを考えて責任を持つことが大切だと思った」(男子)


「彼女ができたらデートしたり色々やりたいことがあるけれど、それは果たして正しく安全なのか、みんながハッピーになれるか考えたい。軽はずみな考えで人生を棒に振りたくないし、相手にも迷惑をかけたくない」(男子)


生徒が書いた授業の感想文の一部です。種部さんのメッセージがきちんと届いたことが伝わってきます。


富山県は性教育の先進県の一つ…



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