東京都目黒区の公園の池で女性の切断された遺体が見つかった事件で、無職池田徳信(やすのぶ)容疑者(28)=世田谷区野沢3丁目、死体遺棄容疑で逮捕=が警視庁の調べに対して、「手で首を絞めて殺した。遺体は室内にあった包丁で切断した」などと供述していることが捜査関係者への取材でわかった。
死体遺棄容疑の男、殺害や切断も示唆 目黒の公園遺体
公園の池に切断遺体、20代男を遺棄容疑で逮捕 東京
捜査関係者によると、池田容疑者は6月19~20日、近くに住む無職阿部祝子(ときこ)さん(88)宅にベランダから侵入。調べに対し、「阿部さんが起きて騒がれそうになったので、首を絞めて殺した」と供述した。「金銭目的だった」といい、遺体の切断についても認めているという。
マンションの防犯カメラには、同20日午前5時ごろに黒っぽいリュックサックを背負ってマンション玄関を出る容疑者の姿が映っていた。供述では、翌21日に再びベランダから阿部さん方に入り、切断遺体をスポーツバッグに入れて持ち出したという。映像には、同日午前2時ごろにバッグを肩にかけてマンションを出る様子も残っていた。
池周辺の防犯カメラには、バッグを持って自転車に乗る姿が映っていた。バッグや切断に使った包丁は「ゴミとして捨てた」と話しているという。