民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党の幹事長・書記局長が12日、国会内で会談し、参院選に続いて次期衆院選も協力することで一致した。今後、小選挙区で候補者の一本化を目指し、調整することになる。
参院選全32の1人区で候補を一本化し、11選挙区で勝利した。会談では4党が「大きな成果があった」と確認。民進の枝野幸男幹事長は、国会運営や次期衆院選も想定し、「あらゆる場面で協力する」と表明。共産の小池晃書記局長は「小選挙区で引き続き協力を進めよう」と提案した。4党が支援して当選した無所属候補がどの会派に属するかについても、今後幹事長・書記局長で調整する。
民進の岡田克也代表は12日の党常任幹事会で、安倍晋三首相(自民党総裁)が選挙期間中に回った1人区で自民が落とした選挙区が多い点を指摘し、「総理が回られた方が、我々にとって良かった」と皮肉を込めてあいさつした。参院選の党総括は、各都道府県連での総括を受けた後に行うという。(高橋健次郎)