インタビューに応じるパルコの牧山浩三社長=東京都渋谷区
パルコの牧山浩三社長が、7日の渋谷パルコ閉店にあわせてインタビューに応じた。主なやりとりは次の通り。
渋谷パルコが7日閉店 若者文化から大人へ、19年新装
――渋谷パルコ閉店について何を思う
「思った以上に閉店が話題になっていて、さみしいというよりは期待度の高さを感じている。スタッフには『絶好調で終われ』と指示している。今入っているテナントさんにも、『パルコだから3年間我慢するよ』と言ってもらえるようにしないといけない」
――「カワイイ」文化で、隣町の原宿の存在感が増しているようだ
「元々はマイナーファッションが原宿、メジャーファッションが渋谷だった。それが、パルコも一因かもしれないが、『渋カジ』の登場でやや同質化してしまった。原宿が進化したというよりは、渋谷のポジションにあぐらをかいたところがあったかもしれない」
「渋谷パルコは、ライフスタイルも提案しているが、その一方でファッションに対するメッセージ性が弱くなったところもあると思う。ただ、今は『ファッション』は衣料品だけでなく、音楽や食もテーマになっている。どうスタイル提案するかを考える時だ」
――3年後にリニューアルされるが、「若者文化の発信地」という渋谷パルコのイメージを引き継ぐのか
「どうしてもパルコは『若い人…