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大阪府が2025年の誘致を目指す国際博覧会(万博)の会場候補地として有力な人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)の埋め立てを、開催に間に合うよう早めた場合、追加費用が約200億円に上ると府と大阪市が試算していることがわかった。アクセスの鉄道・道路整備を含めると、追加費用は計約340億~550億円程度で、誘致に向けた大きな課題となりそうだ。
夢洲は市が埋め立て中の人工島で、完成すれば390ヘクタール。うち140ヘクタールが造成済みで、大部分がコンテナターミナルに利用されている。府・市は残りの部分を埋め立て、万博会場に使うことを検討している。
夢洲の埋め立て完了予定時期は32年度。万博の25年開催に間に合わせるには、土砂の沈下や施設整備の時間を考慮すると、22年度までに埋め立てを終える必要がある。この埋め立ての前倒しに費用がかかる。
市は現在、公共工事で出る建設…