英国戦の開始前、円陣を組む日本の選手たち=林敏行撮影
リオデジャネイロ五輪で新たに採用された7人制のラグビー男子で、日本が1次リーグ初戦で優勝候補ニュージーランド(NZ)を破る番狂わせを起こした。昨年の15人制ワールドカップ(W杯)、日本―南アフリカ戦を思い起こさせるような逆転劇だった。
リオオリンピック
日本、NZを破る大金星 7人制ラグビー男子 五輪
「W杯と同じくらい高ぶるものはあった。すごくよい勝ち方ができた」。昨年のW杯の日本代表でもあった福岡堅樹は言う。
5点を追う後半。日本は相手の反則から、NZが守りを固める前に素早く走り出した。副島亀里(かめり)ララボウラティアナラが同点トライを奪い、キックも決めて14―12。ロスタイムのNZの猛攻を福岡が懸命なタックルで止め、最後は主将の桑水流(くわずる)裕策がボールを外にはじき出した。15人制を含め、日本が初めてNZを破った瞬間だった。
7人制ラグビーは15人制と同…