力投する星稜の竹谷理央=10日、阪神甲子園球場、伊藤進之介撮影
(10日、高校野球 市和歌山8―2星稜)
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星稜の2番手、1年生右腕竹谷は味方の援護を信じて粘投した。
二回、1死一、三塁でマウンドへ。立ち上がりこそ適時打2本を浴びて3点失ったが、「マウンドに慣れてくると、楽しくなってきた」。スライダーで内野ゴロを打たせる。内角を厳しく突き、相手打者に強く踏み込ませない。三、四、六回は三者凡退に。だが、終盤に入って球が浮くようになり、八回の先頭打者に右前安打を浴びたところで降板した。竹谷は「スタミナをつけないといけない。課題を克服して、来年の春と夏に甲子園へ戻りたい」。
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●林監督(星) 11安打で2得点にとどまり、「早打ちするなど好機でとらえきれず、打線がつながらなかった。采配を含め悔いが残る」。
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●畑中(星) チーム唯一の長打となる三塁打を含む2安打。「しっかり打って投手を助けたかったが、自分たちの力不足」