菅義偉官房長官は10日、沖縄県の翁長雄志(たけし)知事と首相官邸で会談し、来年度の沖縄振興予算について、例年通り3千億円台を確保する方針を伝えた。翁長氏は鶴保庸介・沖縄北方相や自民党の二階俊博幹事長とも会談。二階氏は会談後、記者団に対し、「できるだけ沖縄の希望に沿えるように努力していきたい。機会をみて沖縄を訪問したい」と述べ、予算確保に前向きな姿勢を示した。
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菅氏と鶴保氏は米軍普天間飛行場の移設が遅れた場合、予算を減らす可能性を示していたが、両氏ともこの日の会談では言及しなかった。