男子100キロ超級で銀メダルを獲得した原沢久喜。左はリネール=林敏行撮影
(12日、柔道男子100キロ超級決勝)
試合が進むにつれて会場のブーイングが大きくなっていった。2012年ロンドン五輪の覇者で絶対王者と言われるリネール(フランス)に、原沢久喜が挑んだ男子100キロ超級の決勝。逃げ回る王者に柔道をさせてもらえないまま、原沢は銀メダルに終わった。
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準決勝までは順当に勝ち上がった。迎えた決勝の立ち上がり、わずか数秒だった。奥襟を取られて原沢が防御に回ったとして、いきなり指導を取られた。1分過ぎにも頭を下げられ、振り回されて2個目の指導をもらった。
その後はリネールは勝負を避け…