八戸学院光星―東邦 九回裏東邦2死二塁、サヨナラ打を打たれた投手桜井=高橋雄大撮影
(14日、高校野球 東邦10―9八戸学院光星)
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七回から登板し、7点差をひっくり返された八戸学院光星の桜井は「負けて怖さを知りました」。引きつった表情で、そう言葉を絞り出した。
4点リードの九回、東邦への手拍子混じりの大声援が球場全体を包み込んだ。異様な雰囲気のなかで先頭に左前安打を許し、「動揺した」。1点を失った後、東邦の4番藤嶋を打ち取って何とか2死までたどりついたが、ここから4連打を浴びてしまった。
1回戦で地元・市尼崎と対戦し、相手への大声援は経験していた。「慣れてたはずだけど……。試合を壊してみんなに申し訳ない」
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●花岡(八) 2点本塁打を含む4安打5打点。七回の打席で左ふくらはぎがつり、交代。「中軸が途中で離れてしまってはチームプレーにならない」
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●仲井監督(八) 「これまでと違った甲子園を味わった。何があるか分からない。この悔しさを、選手は次のステージで晴らしてくれると思います」