リオデジャネイロ五輪本番に向けて意気込みを語った吉田沙保里(右)と伊調馨=河野正樹撮影
リオデジャネイロ五輪で五輪4連覇を目指すレスリング女子53キロ級の吉田沙保里と同58キロ級の伊調馨が14日、ブラジル・リオデジャネイロで記者会見を開き、吉田は「11日にこちらに入って4日間、調整している。最後は気持ちの部分が左右する。調子が良くても悪くても勝ちたい」と意気込んだ。
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五輪4連覇は日本の選手だけでなく、女性選手では全競技を通じて世界で誰も成し遂げていない偉業。吉田は「2連覇も3連覇も4連覇もそんなに変わらないと思っている。でも周りから史上初と聞くとすごいのかなと思う。勝てる選手でも負けるのが五輪。油断することなく全部を出し切りたい」。一方、伊調も「1大会1大会ごとに思いが違う。アテネから積み重ねてきたものが今は4倍。思いが重くなると感じる」と語った。
日本勢は13日現在で金メダル7個とロンドン五輪と並んだ。レスリング女子は金が期待される種目。吉田は「レスリングもしっかり金メダルをたくさん取り、目標の14個につなげるよう頑張りたい」。(河野正樹)