男子シングルスで銅メダルを獲得し、笑顔で声援に応える錦織圭=14日、ブラジル・リオデジャネイロの五輪テニスセンター、竹花徹朗撮影
リオ五輪のテニスの男子シングルス3位決定戦でラファエル・ナダル(スペイン)をフルセットの末に破った錦織圭が、センターコートでの表彰式で、銅メダルを首にかけた。
「もちろん、うれしい思いもありましたし、悔しさもありました」。2年前、アジア男子として初めて4大大会の決勝に進み、準優勝に終わった全米オープンの後と同じ感想を口にした。「隣にいるアンディがすごく高いところにいるなあと」。準決勝で敗れたアンディ・マリー(英)が五輪連覇を飾り、表彰台の一番高いところで歓声を浴びるのを目に焼きつけた。
3度目の五輪を満喫した。7人制ラグビーの日本の準決勝進出に興奮し、バドミントン、卓球など自分と同じラケットスポーツもテレビで観戦した。
「(卓球男子シングルスで銅メダルの)水谷君の試合も見てました。メダルがかかった緊張する場面での、ほかの選手の姿を見ることで得られるもの、盗めるものがある。他競技の選手の振る舞いも吸収できた。すごく有意義だった」
ふだんは世界各都市の一流ホテ…