男子400メートルリレー決勝、バトンを受け取り力走する各国の最終走者。(右から)米国、ジャマイカ、日本、中国、カナダ、トリニダード・トバゴ。日本は第3走者の桐生祥秀からケンブリッジ飛鳥にバトンが渡った=19日、五輪スタジアム、長島一浩撮影
シューズ4分の1足分、7センチほどに込めた勇気が、日本陸上界の歴史を塗り替えた。
リオオリンピック
陸上の日程・記録
19日にあった陸上男子400メートルリレー決勝。山県(やまがた)亮太(24)=セイコー=、飯塚翔太(25)=ミズノ=、桐生祥秀(よしひで)(20)=東洋大=、ケンブリッジ飛鳥(23)=ドーム=の4人で臨んだ日本が37秒60のアジア記録を出し、ジャマイカに次いで2位に。2008年北京大会の銅を超える、この種目初の銀メダルを獲得した。
18日の予選。全体2位の37秒68で通過した。これではメダルに届かない、と判断した選手たちは話し合った。「半足にする?」「いや、4分の1でいこう」