総合防災訓練で、オスプレイに負傷者を搬送する自衛隊員ら=1日午前11時、長崎県佐世保市、朝日新聞社ヘリから、福岡亜純撮影
防災の日の1日、各地で防災訓練があった。長崎県佐世保市では、米軍の輸送機オスプレイ2機が参加。首都圏では、直下型の大地震が起きて交通網が寸断した想定の訓練が、9都県市合同で行われた。
佐世保市の総合防災訓練では、米軍の輸送機オスプレイ2機が物資や人を運んだ。市によると、自治体主催の防災訓練へのオスプレイ参加は2014年10月の和歌山県に続き2例目。市町村主催の訓練では初。米軍と共同訓練を重ねる海上自衛隊から打診があったという。
訓練は、大規模地震が起きたとの想定で、佐世保市の陸上自衛隊相浦(あいのうら)駐屯地をメイン会場に行われ、消防や警察、自衛隊などから約1300人が参加した。
オスプレイは普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)配備のMV22で、相浦駐屯地から約60キロ離れた離島の宇久島(うくじま)(佐世保市)まで医療チームを運び、島で負傷者を収容して駐屯地へ引き返す訓練に加わった。
オスプレイの参加について、朝…