民進党代表選(15日投開票)が2日、告示された。蓮舫代表代行(48)、前原誠司元外相(54)、玉木雄一郎氏(47)の3氏が立候補を届け出た。蓮舫氏と前原氏の一騎打ちとみられたが、玉木氏も推薦人20人の確保が間に合い、三つどもえの選挙戦となる。
3月に旧民主党と旧維新の党が合流して初めての代表選。党内は、岡田克也代表が進めてきた共産党などとの選挙協力や、安倍晋三首相が意欲を見せる憲法改正について国会でどう向き合うかに対し意見が割れており、主な争点になりそうだ。このほか、社会保障政策やその財源論をめぐっても論戦が見込まれている。
「世代交代」や「刷新」を打ち出す蓮舫氏は岡田氏ら現執行部の多くが支持するほか、細野豪志元環境相が推薦人となった。「経験」をアピールする前原氏は執行部と距離を置く党内勢力が推すほか、山尾志桜里政調会長が支持している。玉木氏は若手として「国民との近さ」を強調。菅直人元首相らが支援に回った。