東日本大震災で被災した高速道路の復旧工事をめぐる談合事件で、独占禁止法違反の罪に問われた道路舗装会社「前田道路」(東京都品川区)など3社と営業担当者3人の判決が7日、東京地裁であった。水上周裁判長は、前田道路に罰金1億8千万円(求刑罰金2億円)、同社の担当者に懲役1年6カ月執行猶予3年(同懲役1年6カ月)の判決を言い渡した。
判決は、前田道路が「談合の調整役」だったと認定。「公正で自由な競争が著しく阻害され、社会経済に与えた影響は大きい」と批判した。
ほかに判決を受けたのは、「ガイアートT・K」(同新宿区)と「北川ヒューテック」(金沢市)。両社はそれぞれ罰金1億2千万円(同1億5千万円)、両社の担当者は懲役1年2カ月執行猶予3年(同懲役1年2カ月)の判決を受けた。
判決によると、3社を含む計1…