スマホゲーム「スーパーマリオラン」の画面(C)2016 Nintendo
任天堂が「スーパーマリオ」のスマートフォン版を開発した。米アップルのiPhoneなどに向けて12月に配信し、他社のスマホにも順次広げていく。任天堂はポケモンGOでも知られるが、運営や開発は米ゲーム会社のナイアンティックが主に担っており、自社の本格的なスマホゲームは今回が初めてだ。人気ゲームキャラをたくさん抱える他社にはない強みを生かして、巻き返しを図る。
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スマホ向けのスーパーマリオランはネットゲーム大手DeNAと協力してつくった。コースを走るマリオを画面にタッチすることでジャンプさせ、敵をよけてコインを集める。友人たちとコイン数などを競う対戦機能も盛り込んだ。9カ国語以上に対応し、100以上の国で配信する。
ダウンロードは無料だが、利用者に課金することも想定している。8日のアップルの発表会には任天堂の宮本茂クリエイティブフェローが出席し、会社としてこのゲームにかける意気込みを示した。宮本氏は「最初は少しお金がかかるが、その後はどんなに遊んでもかからない仕組みにしたい」と話した。
スーパーマリオシリーズは世界…