姫路市役所に家宅捜索に向かう兵庫県警の捜査員=13日午前11時17分、兵庫県姫路市、森直由撮影
兵庫県姫路市が発注した道路工事の入札をめぐり、市道路整備改善課長の堀本匡宏(まさひろ)容疑者(56)が収賄容疑で逮捕された事件で、姫路市の土木工事会社「大成組」社長の竹内俊明容疑者(61)=贈賄容疑で逮捕=が容疑を認め、「非公表の設計金額を教えるよう自分から持ちかけた」という趣旨の供述をしていることが県警への取材でわかった。
堀本容疑者は昨年7月下旬、市道整備工事の入札で非公表の設計金額を漏らした謝礼として約30万円を受け取った疑いがある。捜査関係者によると、堀本容疑者は1991年に市役所に採用され、道路関係の業務を中心に担当。竹内容疑者とは工事を通じ10年来の知り合いで、問題の入札の公告は課長に就任した昨年7月1日の6日後にあった。
県警は13日、姫路市役所を家宅捜索し、2人を神戸地検に送検した。