10番でティーショットを放つ池田勇太
男子ゴルフのANAオープン(北海道・札幌GC輪厚 7063ヤード=パー72)は15日、第1ラウンドがあり、大会連覇を狙う石川遼が9バーディー、ノーボギーの9アンダーで単独首位に立った。1打差で重永亜斗夢ら4人が追い、池田勇太が7アンダーで6位。今月上旬のフジサンケイクラシックを背中痛で棄権した賞金ランキング1位の谷原秀人は5アンダーの10位で復活をアピールした。出場120人中、アンダーパーは77人に上った。
■顔の腫れ引いた池田勇太、復調の兆し?
5月の関西オープンを最後にトップ10入りを逃している池田勇太に、復調の兆しが見えてきた。インスタートの12番パー5で、2オンしてイーグル。流れを切らさず6位の好位置につけた。全米、全英、リオ五輪を含めた過密日程で疲弊し、「リンパ節が腫れて、顔がパンパンだった」。試合のなかった前週で久々に体をリセットした。「輪厚(わっつ)を制して一人前」と語ったことのある思い入れあるコースだけに、「優勝は、ぜひ」と力強く宣言した。