押収されたフィリピン製の回転式拳銃=大阪府警提供
対立組織との抗争に備えて拳銃と実弾を保管していたとして、大阪府警は26日、指定暴力団神戸山口組系組長の西川良男容疑者(53)=建造物損壊容疑などで逮捕=と組員の岸田和樹容疑者(49)=同=を殺人予備と銃刀法違反(加重所持)の疑いで再逮捕したことを明らかにした。西川容疑者は否認し、岸田容疑者は黙秘しているという。
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府警によると、西川容疑者は7月4日、指定暴力団山口組系の幹部を殺害するため、配下の岸田容疑者が住む大阪市都島区のマンション一室に回転式拳銃2丁と実弾25発を準備した疑いなどがある。府警が同日、家宅捜索し、発見した。
岸田容疑者の携帯電話には山口組の中核団体「弘道会」(名古屋市中村区)系組幹部の顔写真や、組織図も保存されていたという。