国連総会第1委員会のブカドゥム議長に署名を手渡す藤森俊希・日本被団協事務局次長(左)=国連のホームページから
結成60年を迎えた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が、核兵器禁止条約の制定を求め、国際署名活動に取り組んでいる。2020年までに世界で億単位の署名を集めることをめざす。13日に都内で開かれた日本被団協の全国都道府県代表者会議で「再びヒバクシャをつくらない、という心の願いとして取り組もう」と、核廃絶の機運を高める決意を確認した。
特集:核といのちを考える
署名運動は今年4月、日本被団協の結成60年の節目に、核廃絶へ向けた国際世論を喚起しようとスタート。日本宗教者平和協議会や日本反核法律家協会など32の団体が賛同している。
今月渡米した藤森俊希事務局次長(72)は7日、この夏までに38の国・地域で集めた56万4240筆を、核軍縮を協議する国連総会第1委員会のサブリ・ブカドゥム議長に届けた。
ブカドゥム議長は日本被団協の…