政府は、南スーダンで国連平和維持活動(PKO)にあたる陸上自衛隊について、今月末で切れる派遣期間を来年3月末まで5カ月間延長する方針を固めた。25日にも実施計画を閣議決定する。
11月中旬以降に現地入りする次期派遣部隊に対し、安全保障関連法で任務を拡大した「駆けつけ警護」を付与するかどうかの判断は先送りする。同国北東部では17日に政府軍と反政府勢力の間で激しい戦闘が発生。自衛隊が活動するジュバ市内とは離れており、政府は「PKO参加5原則は維持された状況」(稲田朋美防衛相)との考えだが、現地の情勢や次期派遣部隊の訓練状況を慎重に見極め、新任務の付与を判断する方針だ。