訪問販売をやめさせるとうそをついて寝具類を高額で売りつけたなどとして、千葉、埼玉、長野の3県警の合同捜査本部は20日、横浜市の寝具販売会社「福寿縁」の代表取締役の男(42)=川崎市=ら6人を詐欺容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
繰り返し詐欺被害、女性語る 「訪問販売なくなると…」
捜査本部は、被害者は全国約20都県の約900人に上り、被害総額は11億円を超えるとみている。ほかに逮捕したのはグループ会社だった訪問販売会社の元代表の男(41)=横浜市=ら5人。
捜査関係者によると、男らの逮捕容疑は、共謀して2013~15年、千葉県などの40~80代の6人から計約155万円をだまし取ったというもの。男らは別の訪問販売会社の顧客名簿を何らかの方法で入手。電話をかけた上で自宅を訪問し、「あなたの布団はセット販売になっているので、今後も追加で買わなければならない。弊社で布団を買えば『完了証明書』を出すので追加購入が不要になる」などとうそをつき、布団や健康用品を繰り返し売っていたという。
男らは「東装寝」「マルフクメ…