映画の原画を見ながら、「小海の風景に似ている」と話す父の新津正勝さん(左)と母の博美さん=長野県小海町高原美術館
大ヒット中のアニメ映画「君の名は。」の世界を紹介する企画展(朝日新聞社など主催)が新海誠監督の出身地、長野県小海町で23日から始まるのを前に、内覧会が22日、同県小海町高原美術館であった。物語の絵コンテや登場人物のキャラクター設定、テーマ音楽など作品の様々な魅力に触れることができる。
映画では、架空の田舎町「糸守町」に暮らす女子高校生の三葉(みつは)と東京の男子高校生、瀧の体が入れ替わる。2人はともに不思議な体験をしながら互いを探そうとし、糸守と東京の風景が描かれる。自然に満ちあふれる様々な光、都会の人工の明かりが印象的に描かれた新海監督の独特の世界が展開する。
企画展では、新海監督自らが描いた絵コンテのほか、人物キャラクターや小道具のイメージ図、原画などが紹介されている。作画監督の安藤雅司さんは、スタジオジブリで「千と千尋の神隠し」などの作画監督を務めたベテランだ。会場では、ロックバンド「RADWIMPS」が担当した主題歌も聴くことができる。
森に囲まれた湖や単線の鉄道な…