北九州市八幡西区の産業医科大病院で見つかった穴の開いた点滴3袋について、福岡県警は24日、薬物などの異物は検出されなかったと発表した。院内では鎮痛剤などの紛失も判明しており、病院は薬品保管庫の鍵の管理についてマニュアルを明確にし、看護師らに徹底する考えだ。
患者の点滴に穴、鎮痛剤アンプルなくなる 北九州の病院
折尾署などによると、20日夜に9階の病室で男性患者のベッドがぬれ、投与中の点滴が漏れているのを看護師が発見。ナースステーションに保管されていた未使用の2袋にも穴が見つかった。20日の日中には、同じ9階で薬品保管庫などの鍵束と、保管庫にあった鎮痛剤の容器2本がなくなっているのがわかった。
県警科学捜査研究所が穴の開いた点滴3袋の輸液を調べたところ、いずれも薬物などの混入はなく、無くなった鎮痛剤の成分も検出されなかったという。穴は針のようなもので開けられており、引き続き器物損壊と窃盗容疑で調べている。
病院には21日、市と九州厚生…