将棋の三浦弘行九段(42)が将棋ソフトによる不正を指摘されている問題で、日本将棋連盟は27日、連盟による一連の対応や、不正の有無について調べる第三者調査委員会の設置を決めたと発表した。委員長には元検事総長の但木敬一弁護士が就任する。
連盟は11日の常務会で聞き取りをした際、三浦九段が休場の意向を示したものの、期日の翌12日までに休場届を出さなかったとして、その日に年内の出場停止処分とした。三浦九段は15日に開幕した第29期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)の挑戦者だったため、タイトル戦の挑戦者が直前で交代する混乱が生じた。
調査委は、こうした連盟の対応や出場停止処分の妥当性のほか、三浦九段の対局中の離席の実態や不正の有無などについて調べる。