堺市北区に住民票がある梶本樹李(たつき)ちゃん(4)の行方不明事件で、15日に大阪府千早赤阪(ちはやあかさか)村の山中で見つかった子どもとみられる遺体の衣服類が、父親で鉄筋工の卓(すぐる)容疑者(35)=傷害致死容疑で逮捕=が供述している遺棄時の樹李ちゃんのものと似通っていることが、捜査関係者への取材でわかった。府警は遺体は樹李ちゃんの可能性が高いとみて、16日に司法解剖で死因などを特定する。
捜査1課によると、府警は15日午後、奈良県境近くの同村水分の川辺で、地中から大きさ約50センチの幼児とみられる遺体を見つけた。体を丸め、長袖トレーナーと長ズボンを着用。両足に靴下をはき、ニット帽をかぶった状態だったという。
捜査関係者によると、卓容疑者は遺体発見前、樹李ちゃんの遺体を「川近くに埋めた」と供述。この際の服装の説明が、遺体の着衣などと合致するという。「遺体は包んでいた布団とポリ袋とは別に捨てた」とも話し、遺体だけが見つかった状況とも一致する。
一方、検視の結果、遺体は腐敗…