鹿児島3人殺害事件を巡る人物相関図
鹿児島県日置(ひおき)市東市来(いちき)町湯田の民家で男女3人が殺害された事件で、県警は7日、近くに住む無職、岩倉知広容疑者(38)を男性1人への殺人容疑で逮捕し、発表した。岩倉容疑者は容疑を認め、残る女性2人のほか、行方不明となっている自分の祖母ら2人についても殺害をほのめかす供述をしているという。
鹿児島3人殺害、被害者は姉妹ら 住民ら2人行方不明
岩倉容疑者は、この民家に住む岩倉久子さん(89)の孫で、民家で同居する次男(68)の息子。2人は所在がわからなくなっている。
県警によると、岩倉容疑者の逮捕容疑は、6日午後3時9~25分の間、久子さん宅で、近くに住む後藤広幸さん(47)の首を絞めるなどして殺害したというもの。司法解剖の結果、死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息死だった。岩倉容疑者の供述から、県警は単独犯とみている。
久子さん宅からは後藤さんのほか、久子さんの長男(70)の妻の岩倉孝子さん(69)=鹿児島県薩摩川内(せんだい)市天辰町=、孝子さんの姉の坂口訓子(くにこ)さん(72)=同市平佐町=の遺体も見つかった。
6日正午ごろ、次男の勤務先か…