2020年東京五輪のバレーボール会場の見直しで、東京都と政府、大会組織委、国際オリンピック委員会(IOC)が、21日にテレビ電話で4者協議を開く方向で調整していることがわかった。既存の横浜アリーナ(横浜市)の活用案は、競技団体の協力が得られないなど実現が厳しい情勢で、有明アリーナ(東京都江東区)の新設で決着する見通しだ。
特集:小池都政
2020東京オリンピック
小池百合子知事が早ければ来週中にも都の意向を表明し、4者協議で正式に決定する。バレー会場が「有明」になれば、見直し対象の3会場とも、従来予定していた通り、新設されることになる。
会場の見直しは、東京大会のコスト増への懸念から小池氏が提案。「有明」は当初404億円の整備費が見込まれていたが、都が内装費を見直すなどして339億円に削減した。既存の「横浜」案はさらに安くすむため、小池氏は11月29日の4者協議で結論を先送りし、今月下旬まで検討を続ける考えを示していた。
だが、横浜市の林文子市長は7…