10年以上口座に預けられたままのお金を民間の公益活動に使う「休眠預金活用法」が今国会で成立したのを受け、加藤勝信・働き方改革担当相が9日、担当相に就任した。内閣府に同日、「休眠預金等活用準備室」を設置。今後、3年程度をかけて、休眠預金の分配方法や支給先の団体などを決める。
難病の子どもを持つ家族の支援などに使われる見込みで、来春をめどに有識者会議を立ち上げ、制度設計に向けた議論をスタートさせる。加藤氏は「社会的貢献をしている活動に資する形で活用されることを期待する。規模なども含めて審議会で議論してほしい」と述べた。