WBCを見据え、国際大会用のボールでキャッチボールをする阪神の藤浪=大阪府大東市
阪神の藤浪が今季、大きな目標を掲げた。「200イニングを突破できるかが、しっかりできているか、いないかの基準になる」。4日、母校・大阪桐蔭高で公開した自主トレーニングで、まだ達したことのない数字を口にした。
これまでの最多は、14勝を挙げた2015年。先発ローテーションを1年間守り、28試合を投げて199イニングだった。1試合平均で約7回。4完封を含む7完投と、相手打線を圧倒することもあったが、わずかに届かなかった。
ただ、今季は例年以上に早めの調整が求められる。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に選出される可能性があるためだ。「選ばれたときのために」と、日本より滑りやすいと言われる国際大会用のボールでキャッチボールを行い、2月上旬には実戦で登板できるように準備していく。
となると、心配なのはシーズン…