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熊本城復旧支える「なかまたち」 被災した建物が題材に

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熊本城のなかまたち。左から「うとやぐらじぃ」、源之進櫓の「げんのしん」、「いいだ丸」、不開門の「あかずちゃん」、後ろに長塀の「なが兵衛」=村井けんたろうさん提供


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昨年4月の地震で被災した熊本城で、「一本石垣」で耐える飯田丸五階櫓(やぐら)や城内最古の宇土櫓など、傷ついた建物をモチーフにしたキャラクターが新たに生まれた。キャラクターを管理する「熊本城のなかまたち運営委員会」は、商品の売り上げの一部を寄付して、自らの傷を癒やす復旧を支える。


熊本市のイラストレーター村井けんたろうさん(50)が、損壊した長塀や不開門(あかずのもん)、櫓などの重要文化財をモチーフに「熊本城のなかまたち」として五つのキャラクターを描いた。


今にも崩れそうな一本石垣で立っている飯田丸五階櫓がモチーフの「いいだ丸」は、片足を負傷し松葉杖をついた姿。熊本城の中で一番古い櫓とされる築約400年の宇土櫓は、白ひげを蓄えた長老「うとやぐらじぃ」に。いずれも、ばんそうこうや包帯を巻いた姿が痛々しいが、修復が進むにつれて傷が癒えた姿に変わっていく想定だ。


熊本地震では、熊本城の13あ…



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