忌野清志郎さんの誕生日ライブを奥三河で企画する加藤弘依さん
がんで亡くなった忌野清志郎さんの誕生日の4月2日、清志郎さんが愛した湯谷温泉がある奥三河の愛知県新城市に、親交があった音楽仲間らが集う。生きていれば、この日で66歳。野外ライブで清志郎さんの曲を歌い、「ロックの神様」をしのぶ。
清志郎さんと一緒にロックバンド「タイマーズ」などで活躍した三宅伸治さん(55)らは清志郎さんが亡くなった翌年の2010年から、4月2日に東京都内でライブを開催。「ボス」と慕った清志郎さんに感謝の気持ちを捧げてきた。
今回、会場を新城市にしたのは、15年2~4月に湯谷温泉近くの旅館で、奥三河の名所を訪ねる清志郎さんを紹介する写真展が開催されたのがきっかけだった。
写真は湯谷温泉の旅館「はづ」の女将(おかみ)の長女で、清志郎さんと家族ぐるみで交流があった加藤弘依(ひろえ)さん(40)が撮影した。清志郎さんは湯谷温泉を頻繁に訪れ、がんを患ってからは毎月のように療養に来ていた。鳳来寺山や桜の名所「桜淵公園」などを自転車で巡る清志郎さんの様子を紹介すると、1カ月半で全国から約2700人のファンが訪れたという。
それを機に、加藤さんは地域を…