スピードスケート女子500メートルで優勝した小平奈緒=遠藤啓生撮影
(21日、札幌冬季アジア大会)
小平奈緒が500mで金、2冠に 冬季アジア大会
欧州勢が強いスピードスケートにあって、女子500メートルだけはアジア勢が世界のトップを走る。21日の札幌冬季アジア大会で、9~12日に韓国・江陵であった世界距離別選手権の上位3人がそろった高レベルな争いの中、同選手権を制した小平奈緒(相沢病院)がまた頂点に立った。
同走は同選手権2位で五輪2連覇中の李相花(イサンファ)(韓国)。小平は最初の100メートルで全体5番目の10秒52と、李に0秒08の後れを取った。だが、「コーナーの加速で逆転できると思っていた」。落ち着いた滑りで逆転し、バックストレートで差を広げた。タイムは国内最高の37秒39。2位の李に0秒31の差をつけた。「国内で37秒台前半を出したことはなかった。一つ壁を破れた」。小さく右拳を握った。
ワールドカップ今季6戦全勝の…