警視庁は、丸紅の子会社「丸紅紙パルプ販売」(東京都港区)の元部長の男を業務上横領の疑いで再逮捕し、23日発表した。「株や競馬に使った」と述べ、容疑を認めているという。
再逮捕されたのは、千葉県市川市平田3丁目、無職の星野登央容疑者(57)=業務上横領罪で起訴。愛宕署によると、星野容疑者は丸紅紙パルプ販売の財経部長だった2010~15年、7回にわたり、会社の預金口座から計2600万円を引き出して横領した疑いがある。「00年ごろから会社の金を横領していた」と話しているという。
署や同社によると、15年12月に部下が帳簿に不審な点を見つけ、星野容疑者が関与した疑いが浮上。同社の調査では、星野容疑者には約3億円を横領した疑いがあるといい、16年8月に懲戒解雇となっている。