鹿児島県南大隅町発注の町道改良工事測量設計の指名競争入札を巡り、設計価格を漏らしたとして、県警は26日、町建設課係長小路口太輔(34)=同町根占川南=、測量設計会社「立花コンサルタント」社長立花敏文(63)=鹿屋市海道町=と同社社員大牟礼謙吾(36)=志布志市有明町蓬原(ふつはら)=の3容疑者を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕、発表した。いずれも容疑を認めているという。
捜査2課などによると、3人は共謀の上、小路口容疑者が昨年4月中旬、役場庁舎内で、予定価格の基礎となる設計価格(約1千万円)を大牟礼容疑者に漏らした疑い。小路口容疑者は「要求されたから教えた」と話しているという。17社が応札し、ほかの会社が落札したという。