日本銀行は３日、金融政策の立案を担う企画局長に、加藤毅システム情報局長が就く同日付の人事を発表した。２０１２年から企画局長を務めてきた内田真一氏は名古屋支店長となる。衛藤公洋名古屋支店長は理事・大阪支店長となる。大阪支店長だった宮野谷篤理事は本店に戻る。

加藤氏は企画局政策企画課長やニューヨーク事務所長などを務めた。内田氏は１３年に黒田東彦（はるひこ）総裁が就任後の大規模緩和やマイナス金利政策などの立案に携わった。

日本銀行人事（２日付）退任（理事）櫛田誠希

（３日付）理事・大阪支店長嘱託（名古屋支店長）衛藤公洋▽大阪支店長嘱託を解く 理事宮野谷篤▽企画局長（システム情報局長）加藤毅▽システム情報局長（決済機構局審議役）水野正幸▽名古屋支店長（企画局長）内田真一

衛藤 公洋氏（えとう・きみひろ）東大教養卒、８５年日銀に入り、金融機構局長などを経て１６年５月から名古屋支店長。５４歳。

内田 真一氏（うちだ・しんいち）東大法卒、８６年日銀に入り、新潟支店長などを経て１２年５月から企画局長。５４歳。