愛知県安城市のJR東海道線の踏切で2日朝、列車と乗用車が衝突し、車の男性が死亡した事故で、愛知県警は3日、男性は県警保安課の佐藤統彦警部補(43)=同市里町3丁目=で、死因は多発外傷とみられると発表した。
踏切で列車と車衝突、車が炎上し男性死亡 JR東海道線
捜査関係者によると、佐藤警部補は私生活をめぐってトラブルがあったという。遺書などはみつかっていない。県警は、佐藤警部補が自殺を図った可能性もあるとみて詳しい経緯を調べている。
県警などによると、事故は2日午前7時ごろ発生。同市上条町のJR東海道線小薮踏切で、豊橋発岐阜行き普通列車(6両編成)と乗用車が衝突し、先頭車両が脱線。乗用車は激しく炎上した。岡崎―刈谷間は12時間以上にわたって不通になり、約8万8千人に影響が出た。