参院議員会館の議員事務所
政府が今国会に提出を予定している健康増進法改正案が成立すると、衆参両院の議員会館の個人執務室も禁煙になる――。塩崎恭久厚生労働相が3日の参院予算委員会でこんな見解を示した。無所属クラブの松沢成文氏の質問に答えた。
新法案は受動喫煙防止策を罰則付きで強化するのが主な柱で、提出に向けて調整中だ。塩崎氏は、議員や秘書が働く議員会館の執務室も「通常のオフィスと同様の性質を持ち(規制対象の)事務所に該当する」と説明。現在は個人執務室で自由にたばこを吸っている愛煙家の議員も、館内は喫煙専用室でしか喫煙できなくなるという。(石松恒)