愛知県警にDV相談に訪れた女性の体を触ったとして、県警が24日、碧南署の40代の男性巡査部長を暴行の疑いで書類送検し、処分したことが捜査関係者への取材でわかった。また、県警は同日、蟹江署の男性警部補(60)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検し、停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。2人は同日付で依願退職したという。
県警によると、暴行容疑の巡査部長は碧南署生活安全課員だった昨年10月、DV被害の相談をしていた女性と勤務時間外に警察署外で会った際、肩を引き寄せた疑いがある。女性が県警に被害を申し出て発覚した。巡査部長は翌月、同署の別の部署に異動になったという。
また、蟹江署交通課の警部補は今年2月25日午後、呼気1リットルあたり0・15ミリグラム以上のアルコール分を含んだ状態で車を運転し、名古屋市内のホテル駐車場で他の車にぶつける物損事故を起こした疑いがある。当日はこのホテルで警部補の娘の結婚式が行われており、警部補は車を移動させていたという。「短い距離なので、大丈夫だと思った」と話しているという。