「名駅一人勝ち」に栄が待った 変わる名古屋の街づくり——贯通日本资讯频道
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「名駅一人勝ち」に栄が待った 変わる名古屋の街づくり

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東海地方きっての商業地区、栄=名古屋市中区、吉本美奈子撮影、朝日新聞社ヘリから


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〈生まれ変わったタカシマヤへいらっしゃいませ。〉


2月20日、店舗改装を知らせるJR名古屋高島屋の広告が名古屋市営地下鉄・矢場町駅構内に張り出された。


この駅は、松坂屋名古屋店のおひざ元。攻勢を仕掛けたライバルに松坂屋関係者の心中は穏やかでない。「これが先方の商売のやり方なのかもしれない」。対するJR高島屋側は、広告出稿の狙いをこう明かす。「松坂屋の客というよりは、パルコやラシックに集まる若い層を長期的に取り込みたい」



名古屋城の建設に伴い、尾張の中心を清洲から移す「清洲越し」でできた名古屋の街。城下と港を結ぶ幹線道路が通る栄地区は、街の中心として発展してきた。清洲越しから約300年後の1910年、名古屋市内初のデパートとして開店した松坂屋は栄の象徴になった。松坂屋百年史によると、開店当日は当時の名古屋市の人口の約1割にあたる3万~4万人が入店したという。


だが、2000年以降、名古屋駅前の再開発が進むにつれ、栄の優位性は揺らいでいる。JR高島屋が開業したのは00年。02年2月期は、松坂屋名古屋店の売上高がJR高島屋を676億円上回っていたものの、15年2月期に逆転された。愛知県内の公示地価は08年、商業地の最高価格地点が栄から名駅前に移った。広告会社のDGコミュニケーションズが15年、市民約1千人に名古屋の都心を尋ねたところ、「名駅周辺」と答えた人は49・1%にのぼり、「栄駅周辺」(46・7%)を上回った。



「名駅一人勝ち」に待ったをかけようと、栄も動き出している。今月15日、栄で競合する12の商業施設で一斉にスタンプラリーが始まった。昨年から始まった、消費者に栄を回遊してもらう取り組みの第4弾。松坂屋名古屋店の万田高史部長は「商業地として、面的な広がりがある栄の特色を出したい」。


栄には名駅周辺のような超高層…



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