千葉県我孫子市の草むらで、ベトナム国籍で小学3年のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)=同県松戸市六実(むつみ)5丁目=の遺体が見つかった事件で、リンさんは普段、人通りの少ない時間帯に1人で登校していたことが、学校関係者への取材でわかった。
リンさんが通っていた小学校の関係者によると、校区内には狭い通学路があり、まとまって歩くのは危険だとして集団登校をしていなかった。大半の児童は午前7時50分~午前8時ごろ、学校に着くが、リンさんは午前8時前後に家を出ることが多く、24日も1人で自宅を出たが、そのまま行方不明になったという。県警捜査本部は、保護者やほかの児童がいないすきを狙われ、事件に巻き込まれた可能性があるとみて調べている。
また、捜査関係者によると、リンさんは24日朝、自宅に設置された防犯カメラには映っていたが、通学路に設置された複数の防犯カメラには映っていなかった。家を出てすぐ事件に遭った可能性が強い。通学路は狭く、外部からの出入りは比較的少ないという。