渋谷恭正容疑者の自宅に向かう捜査員ら=15日午前10時16分、千葉県松戸市、北村玲奈撮影
千葉県我孫子市でベトナム国籍の小学3年レェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)=同県松戸市六実(むつみ)5丁目=の遺体が見つかった事件で、県警捜査本部は15日朝、死体遺棄容疑で逮捕した自称不動産賃貸業の渋谷恭正(やすまさ)容疑者(46)=同4丁目=の自宅の家宅捜索を始めた。
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渋谷容疑者宅は、自身が所有する4階建てマンションの一室で、リンさん宅から約300メートル離れた東武野田線の六実駅前にある。
午前10時10分ごろ、約20人の報道陣が見守るなか、制服姿の警察官ら約10人がマンション周辺に集まり、道路の規制を始めた。5分後に1台の捜査車両が止まり、グレーのフードをかぶった女性が捜査員2人に付き添われ、容疑者宅へ。女性は渋谷容疑者の関係者とみられ、家宅捜索に立ち会っているもようだ。
その後、両手に段ボールを抱えたり、肩にカバンを提げたりした捜査員がマンションの階段を上り、次々と容疑者宅に入っていた。
窓のカーテンは一部が開いたままで、部屋の中に洗濯物が干されていた。マンションの出入り口前では4人の警察官が周辺を警戒し、通行人は不安そうに眺めたり、スマートフォンで写真を撮ったりしていた。